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「そんな簡単にはいかないさ」
「ハッ、言ってろ」
村木の言葉に原田が返すと、村木は不機嫌そうに言いどこかへと歩いて行った。
「感じの悪い奴……」
「バスケの腕は確かなんだけどな…性格に難があるんだよ」
俺の呟きに原田がフォローするように言う。
「そろそろ招集がかかるぞ」
｢｢｢うぃー｣｣｣
小次郎に呼ばれた俺達三人はコートに向かった。
『それでは決勝戦、Ｂ組対Ｆ組を始めます』
コートの上には俺を除いたＢ組メンバーとＦ組の奴らが向かい合って立っていた。
『試合開始！』
ビーーー！
放送と共に試合開始のホイッスルが鳴った。
最初のジャンプボールでボールが来たのは水野だった。
「ヨッシャ！」
ボールを受け取った水野はすぐに走り出したが。
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