桃色少女と球技大会

35/46
前へ
/354ページ
次へ
その後は、みんな必死に頑張って得点を取ったりして得点は12-12と同点にしていた。 だけど、試合が中盤に差し掛かった時に問題は起きた。 コートの場外に出かけたボールを追った水野が足を滑らせて床に倒れてしまったのだ。 更に倒れた時に頭を打ったのか水野は脳震盪を起こしてしまい意識を失ってしまう。 「メンバーチェンジ!」 水野を体育館の床に横にした原田が審判の先生に申告する。 『分かりました。メンバーチェンジを認めます』 体育館に先生の声が響き渡る。 「よし!」 俺は大きく声を発するとコートに入る。 「なんだ~?また雑魚が出て来たな」 コートに入った俺の背中に村木が嫌味ったらしく声を掛ける。 俺は振り返ると村木を睨む。 「何だ?文句でもあるのか?」 「別に」 俺はそう言うと村木から離れた。
/354ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17924人が本棚に入れています
本棚に追加