桃色少女と球技大会

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試合を再開した後は快調だった。 さすがにバスケ部と同じ動きとは言わないが、それなりに動く事も出来た。 その甲斐あってかF組に20-17と3点差をつける事が出来た。 だが。 「調子に乗るなよ?本気はこれからだ」 俺の耳に聞こえてくる村木の声の意味が分かったのはそれからすぐだった。 「ハァ…ハァ…」 村木の声から10分後、俺は諦めかけていた。 「何だよ…コレ…」 あれから10分しか経ってないのに点差が逆転して20-27と差をつけられていた。 あの言葉のすぐ後に村木の動きが一変した。 手を抜いていたのか、今の動きはさっきよりも違った。 更に村木だけではなく、もう一人のバスケ部である鳴海もかなり活躍してる。 どちらか一人なら抑えれるが二人となると難しかった。
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