桃色少女と球技大会

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「ハッ!やっぱり雑魚は雑魚だな」 絶望し諦めかけていた俺達に村木はニヤリと笑って言ってくる。 言い返したかったが俺達は何も言えなかった。 だが-- 「まだまだですわ…」 --みんなが諦めかけていた中で桜之宮だけは諦めていなかった。 ふらふらしながらも村木をキッと睨む。 「口だけならなんとでも言えるな」 その言葉に俺は村木に怒りを感じる。 コイツは性格に難があるなんて問題じゃない。 人を見下してやがる。 「分かりましたわ」 村木の言葉を聞くと桜之宮はボールを持っている村木に向かって走り出す。 「おっと」 しかし、村木はそれをあっさりとかわして走り出す。 途中で原田が止めに入ったがそれすらもかわしてゴールにダンクを決める。
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