桃色少女と球技大会

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「ふぅ…」 球技大会から三日が経った日の放課後。 俺はある人に呼び出されて屋上に居た。 「そろそろか…」 携帯で時間を確認すると約束の時間になろうとしていた。 ギィッ 「ハァ…ハァ…」 屋上の扉を開く音と息切れが聞こえる。 そちらに顔を向けると息を切らした桜之宮が居た。 球技大会の後に倒れた桜之宮はそのまま三日間休んで、やっと今日登校してきた。 「お待たせしてすみません…少し先生に呼ばれていて…」 「いや、全然大丈夫だよ」 申し訳なさそうに言う桜之宮に俺は言う。 「ありがとうございます…ふぅ」 桜之宮は礼を言うと深呼吸をして息を整えると俺を見つめる。 「あの…先日はありがとうございました」 そう言うと桜之宮は俺に頭を下げる。
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