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-透也side-
「「「ぐっ…」」」
今、俺の周りにはさっきの三人が地面に倒れている。
もちろん手は出してはいない、足を引っ掛けて相討ちにしただけだ。
「御木、お前はなんなんだ…?」
俺を見ながら青井が聞いてくる。
「まぁ…昔色々あってね…」
青井の言葉に俺は曖昧に返す。
「ぐ…思い出したぞ…」
地面に倒れていたリーダー格の男が俺を見ながら呟く。
「お前…"ブルーアイズデビル"だろ…」
その言葉に自分の表情が固まったのが確認しなくても分かる。
「やっぱりな…」
俺の反応を見て確信したのか男はニヤリと笑う。
「なんのことか分かんないな…」
男の言葉に俺は言うと青井を見る。
「じゃあ、俺は帰るな。青井も気を付けろよ」
俺はそう言うとその場から離れて家に帰った。
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