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「わたくし誘ってきますわ」
「あっ、私も一緒に行きます」
桃子と奈美は俺達が何か言う前に既に青井の元に向かった。
しばらく何かを話していたが誘う事に成功したらしく二人は青井を連れて戻って来た。
「ッ…」
だが、青井は俺を見るとあからさまに顔を背けた。
昨日の事がある分、確かに気まずい。
「青井さんが入ってくれるそうですわ」
青井を連れて来た桃子が俺達に言う。
「自己紹介するね!俺は!」
「黒峰だろ?クラスメイトだから知っている」
自己紹介をしようと口を開いた豊の言葉を遮るように口を開く。
「他の奴も名前は知っている。だから、オレに話し掛けなくて良い」
青井はそう言うと俺達から少し離れた壁にもたれ掛かった。
「では、わたくしは鷹瀬先生に報告してきますわ」
そう言って桃子は緑先生の元に向かった。
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