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「とりあえずは俺をこの状況から助けて欲しい」
薫は俺の言葉を聞くと首を伸ばし状況を確認すると苦笑いを浮かべる。
「悪い、これは無理だ」
その言葉に俺はがっくりと肩を落とす。
どうやら俺に救世主は訪れないらしい。
そう思っていたが--
『もうすぐ着くので、皆さん荷物をまとめてくださいね』
--一緒にバスに乗っていた他の先生の声でみんなは荷物をまとめ始めた。
助かった!
俺は心の中でガッツポーズをしていた。
「荷物をバンガローに置いたら広場に集合だからな!じゃあ解散!」
どのバンガローに入るのかとか、メンバーは既に決まっている。
俺はもちろんいつものメンバーで四人用のバンガローに向かう。
少し歩くと俺達が使うバンガローが見えて来た。
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