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「こっちは終わったぞ」
桃子の顔が真っ赤なのを見ていると青井に声を掛けられる。
「よし、じゃあ炒めるか」
鍋を道具の中から引っ張り出すと火に掛ける。
具材を鍋に放り込むとサラダ油で炒めていく。
「上手いんだな」
具材を炒めていると横から青井が鍋を覗きながら言う。
「まぁ、普段からやってるからね」
「普段から?御木の家は共働きなのか?」
「まぁ、そんなところかな…」
青井の質問を曖昧な言葉で返すと具材を炒めていく。
具材を炒め終わると鍋に水を張って煮込む。
「後はルーを入れて煮込むだけだな…」
「後は私達に任せておけ」
「だから、休憩してください」
青井の言葉を引き継いで桃子が俺に言う。
そこまで言ってくれるんならお言葉に甘えようかな?
「じゃあ、ご飯の方を見てくるよ」
俺はそう言うと薫達の元に向かった。
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