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「おーい二人共!行こうぜー!」
小次郎と話していると豊に声を掛けられる。
見ると既にみんなは歩き出していた。
「おう!ほら、行こうぜ小次郎」
「ああ、行こう」
俺が声を掛けると小次郎は歩き出す。
「よーし、行くか!」
俺は気合いを入れるとみんなの後を追い掛けた。
「結構、歩くなぁ…」
歩き出してあれから一時間半、俺の横に居た奈美が小さく呟いた。
「大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ」
俺が話し掛けると奈美はにっこりと微笑んで返す。
「なーんか、こういう所歩いていると蛇とか出そうな気がしない?」
歩いているといきなり豊が呟く。
その言葉を聞いた女子組の肩がぴくりと跳ねる。
「もしかして、みんな蛇苦手なの?」
その反応を見た豊が小さく呟く。
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