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「だ、誰が心配なんかするか!オレは自分の事で御木に死なれたら寝覚めが悪くなるから嫌なだけだ!だから、さっさと顔を上げろ!」
「あ、ああ…」
青井の言葉に従って俺は顔を上げる。
青井は不機嫌そうにしているが、顔は真っ赤だった。
「分かったな?」
「ああ、分かったよ」
俺は青井の言葉に首を縦に振った。
「そういえば…御木達はいつも固まって昼ご飯を食べているな…」
あれから少し気まずい空気が漂っていたが、いきなり青井が口を開いた。
「そういう青井はいつも一人で食べてるよね」
言われた俺はそのままそっくり青井に返す。
「青井も一緒に食べる?」
「な、なんでオレがお前達と一緒に食べなきゃいけないんだ!」
青井は俺に向かって言うも顔は真っ赤だった。
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