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野外学習から帰って来て一週間が経ったある日の昼休み。
「ちょっとそこの君達!待ちなさーい!」
「「「「えっ?」」」」
廊下を歩いていた俺・薫・桃子・奈美の四人はいきなり呼び止められた。
振り返った先には黒髪を二つ縛りにしている背が低めの美少女が居た。
制服のリボンの色を見ると色が違うから二年生の先輩みたいだ。
「えっと…なんか用ですか?」
先輩だと分かっている為に俺は敬語で聞いた。
「君達…そんな堂々と校則違反をしていてしらばっくれる気かい?」
先輩は俺達を見ながらニヤリと笑みを浮かべながら言った。
「「「「えっ?」」」」
その言葉に俺達は再び首を傾げた。
校則違反なんて俺達はしてないはずなのに…
「っと言う訳で君達にはついて来てもらうよ!」
先輩はそう言うと俺達四人を引っ張って歩き出した。
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