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「恵に橙子!?どうしてここに!?」
いきなり現れた二人の人物に中嶋先輩は目を見開く。
「藍が後輩を生徒会室に入ったのを見たからだよ!」
「まさかの逢い引きかと思ったら違ったので残念です」
中嶋先輩の言葉に二人はそれぞれ違った反応を見せる。
「あ、逢い引き!?」
黒髪の先輩の言葉に中嶋先輩は顔を真っ赤に染める。
意外と純情なのかもしれない。
「そういえば私の自己紹介がまだでしたね」
ふと、黒髪の先輩がポンッと手を叩いて言う。
「私は生徒会副会長をしています。三崎 橙子(みさき とうこ)です」
三崎先輩は俺達に言うとにっこりと微笑む。
「話を戻しますけど、後輩君達の言ってる事は本当ですよ」
三崎先輩はにっこり微笑んで言うとスカートのポケットから折りたたまれた紙を取り出す。
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