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差し出された紙は俺達の書類だった。
書類には俺達の事が書かれていて、頭髪の事についても書かれていた。
「ホントだ…地毛ってちゃんと書いてある…」
中嶋先輩は書類を見ると驚いたように呟く。
「ほら、これでこの子達が素行不良じゃないと分かったでしょ」
驚いている中嶋先輩に黄村先輩はにっこりと微笑んで言う。
「うん…」
それを聞いた中嶋先輩はあからさまに落ち込む。
「そ、そんなに落ち込まないでください」
それを見た奈美が励ますように声を掛ける。
「そういえば…どうして三崎先輩はこんな書類を持っているんですの?」
ふと、桃子がみんなが疑問に思っていた事を口にした。
「気になりますか?」
三崎先輩は桃子の質問に妖しい笑みを浮かべる。
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