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その後も色々と話をしていくと分かれ道に着いた。
ここで俺と薫、小次郎と豊に別れる。
「じゃあ、明日な」
「また明日」
「透也遅刻すんなよ!!」
「豊には言われたくないよ」
そう言って俺達はそれぞれの帰路に着く。
薫と二人で歩いていると薫の家の前に着く。
薫の家はうちのマンションと違い一軒家だ。
「透也、じゃあ」
「おう、また明日な」
薫が家に入るのを見て俺は家に向かって歩き出す。
マンションに着くと郵便受けから手紙を取り出す。
俺は手紙を確認するとエレベーターに乗る。
家の前に来るとポケットから鍵を取り出しドアを開けて中に入る。
誰もいない部屋だと分かりながらも口を開く。
「ただいま」
そう言って俺はドアを閉めた。
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