赤色少女と猫と俺

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なんだかんだで午後の授業が終わり、俺達はいつものメンバー+赤石で帰っていた。 「へぇ、御木君の家ってこっちの方なんだ」 「あぁ、ほらあそこのマンションだよ」 赤石の言葉に俺は自宅のマンションを指差す。 そんな他愛のない話をしながら帰っていると最初の別れる地点に着く。 「じゃあ、俺達はここで」 「じゃあね、赤石さんに薫ついでに透也」 そう言って俺達に言う豊と小次郎に俺達は。 「じゃあね、黒峰君に白瀬君」 「二人共じゃあな」 「俺はついでかよ…」 二人に頭を下げる赤石、にっこり微笑んで言う薫、豊の言葉にため息をつく俺。 端から見たら変な光景だな。 二人と別れた俺達は歩いていくと薫の家の前で止まる。 「ちょっと待っててくれ」 そう言うと薫は家に入って行った。
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