赤色少女と猫と俺

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「えっ、えっ?」 「はわわわわっ!?」 「こら、美波ダメでしょ」 お団子少女の言葉に俺達が驚いていると、お団子少女の母親が声を掛ける。 年齢は30代前半で髪型は少女と同じ黒髪のストレートだった。 「だってぇ~」 「だってじゃないでしょ。お兄ちゃん達が困ってるじゃない」 「はーい…」 美波と呼ばれたお団子少女は母親に言われるとしょんぼりする。 「えっと…」 びっくりしていた俺だが少女が静かになると口を開く。 「あっ、すみません…自己紹介がまだでしたね。私は橘 美佳(たちばな みか)、この子は娘の…」 「美波(みなみ)です!」 美佳さんが言うと美波ちゃんは元気良く頭を下げて言う。
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