赤色少女と猫と俺

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っと言う訳で、俺と赤石は橘家にお邪魔していた。 美佳さんは『連れてきますのでちょっと待ってて下さいね』と言って、俺と赤石を残してリビングから出て行ってしまった。 「タマー!」 「にゃあっ!」 俺達の目の前では美波ちゃんがタマと一緒に遊んでいる。 「タマちゃーん♪」 赤石も美波ちゃんと一緒になってタマと遊んでいる。 タマと遊んでいる二人を見ると姉妹に見えてくる。 ガチャ 音がした方を見ると美佳さんがドアを開けてリビングに入って来た。 「はい、この子ですよ」 美佳さんはにっこりと微笑んで俺に子猫を渡した。 俺の腕の中に来たのは真っ白な小さな子猫。 「にゃお…」 子猫は俺を見ると嬉しそうに鳴いた。
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