緑先生のお手伝い

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「にゃー!」 目の前にエサが置かれた瞬間すぐに食いつくユキ。 「そんなにお腹空いてたのか~?」 勢い良く食べているユキの頭を撫でると気持ち良さそうに鳴き声をあげる。 ピリリリリ ユキの頭を撫でていると俺の携帯が鳴る。 「もしもし?」 『透也か?今日はどうしたんだ?』 俺が電話に出ると掛けて来たのは薫だった。 「薫か?どうしたんだこんなに朝早く?」 『朝早く?何を言ってるんだ?もう一時間目が始まるぞ』 「はっ…?」 薫の言葉を聞き恐る恐る時間を確認する俺、時計を見るとすでに一時間目が始まる五分前だった。 「遅刻だー!」 俺は叫ぶと電話を切り慌てて制服に着替えると鞄を掴み慌てて家から飛び出した。
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