緑先生のお手伝い

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いつもなら20分掛けて行く所を半分の10分で学校にたどり着いた俺。 階段を二段飛ばしで駆け上がり教室の前まで走ってくる。 「すみません!遅れま「遅い!」ぐはっ!」 教室の扉を開けた瞬間に飛んで来て俺の額に直撃する出席表。 出席表が直撃し廊下に倒れる俺。 「うっ…」 額に来る鈍痛に涙目になりながら目を開けると満面の笑顔で俺の顔を覗き込んでいる緑先生の顔があった。 「御木…私の授業に遅れてくるとは良い度胸だな?」 緑先生の表情は満面の笑顔のはずなのに、何故か俺の背中には寒気が走る。 なんとか許してもらおうと精一杯考えた結果-- 「寝坊しました…」 --正直に言う事にした。 ヘタレ?何とでも言ってくれ。 だって、緑先生凄い怖いんだよ。
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