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ギィッ
「おっ、居た…」
屋上の扉を開く音と呟いたような女性の声が聞こえる。
そちらに顔を向けると緑先生が腰に手を当てた状態で俺達を見ていた。
「あっ、緑先生…」
俺が緑先生を見て呟くと緑先生は俺達の元まで歩いて来た。
緑先生は俺の前まで来ると口を開く。
「御木。あんた今日、資料室の整理手伝いなさい」
腰に手を当てて俺を見下ろしたまま憮然という。
「えっ!?なんでですか?」
いきなりの言葉に驚きながらも緑先生に聞く。
「今日、遅刻しただろ?その罰だよ」
俺の質問に有無を言わせない笑顔で答える。
「は、はい!」
「よし、じゃあ放課後にな」
俺の答えに緑先生は満足気に頷くと呆然としている俺達を尻目に屋上から出て行った。
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