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「危ないっ!」
「えっ?キャッ!?」
とっさに手に持っていた缶を投げると緑先生を庇うように押し倒す。
ドサドサッ!
「ぐっ!」
「なっ!?御木!」
緑先生を庇った俺の背中に大量の段ボールが落ちてくる。
めちゃくちゃ痛いが、我慢は出来る。
「緑先生…大丈夫ですか?」
「あ、ああ…って!お前は!?」
「俺は平気ですよ。当たったのは背中でしたから…」
心配そうな緑先生に笑顔で大丈夫だと伝える。
「そうか…良かった」
俺の言葉に胸を撫で下ろす緑先生。
「やばかっ--」
ズガンッ!
立ち上がろうとした俺の頭に来る衝撃。
意識が遠のき緑先生に倒れ込む。
「お、おい御木!」
意識を手放す寸前に聞こえたのは緑先生の慌てた声だった。
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