緑先生のお手伝い

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「うっ…」 目を開けると見たことのない天井が目に入った。 俺が寝ているベッドを囲むように白いカーテンがレールから垂れ下がっている。 「ここは…」 「やっと目を覚ましたか…」 辺りを見回しているとカーテンを開けて緑先生が顔を出した。 「緑先生…いつつ」 体を起こそうとすると頭にズキリとした痛みが走る。 「こら、寝ていろ」 緑先生は俺にそう言うと再びベッドに寝かせる。 「俺は…」 「私を庇った後に、頭に段ボールが落ちたんだよ」 思い出した。 だからこんなに後頭部が痛いのか。 俺はジンジンと後頭部に来る痛みに耐えながらそんな事を考えていた。 「まったく無茶をする」 「あはは…すみません」 咎めるような緑先生の言葉に俺は頭を下げた。
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