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「おーい、御木」
考え事をしているといきなり名前を呼ばれる。
「なんだ原田か…」
「なんだとはなんだよ…」
話しかけて来たのは同じバスケに出場する原田 翔平(はらだ しょうへい)だ。
180センチ後半の身長を持ち、ワックスで立たせている茶髪の男子だ。
「まぁ、良いや。とりあえず練習しようぜ」
「バスケ部の原田とじゃぁ、俺の方が負けると思うけどなぁ…」
そう言いながらも俺は椅子から立ち上がる。
やっぱりやるなら本気でやらないとイケない。
「じゃあ、他の奴らの所に行くか」
原田はそう言うと教室から出ていこうとする。
「ちょっと待てよ!」
教室から出て行った原田を追って俺は鞄を持つと教室から出て行った。
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