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グラウンドの隅にあるバスケットコートに来ると既に一緒にバスケに出るメンバーが居た。
「二人共遅いよー!」
俺達二人を見ながら元気な声で言ったのは170センチ後半の身長を持つ三谷 有子(みたに ゆうこ)だ。
「おっ、やっと来たか」
三谷さんの声を聞いた水野が飲み干した炭酸の缶を潰しながら言った。
「やっと来たか…」
俺を見た小次郎が行っていた腕立て伏せ中断して立ち上がりながら行った。
そして、最後の一人の--
「やっと来たのですわね。早く始めてしまいましょう」
--歩いて来たのは長い金髪を揺らした桜之宮桃子だった。
「よーし、メンバーが揃った所で始めるか」
集まった俺達を見回すと水野が口を開いた。
「よし!やるか!」
手の平を拳で叩くと俺は言った。
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