桃色少女と球技大会

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「そろそろ終わるか…」 水野が時計を確認しながら小さく呟いた。 その言葉に他の奴らもそれぞれ休憩に入った-- 「おーい、ちょっと休憩しようぜ」 --ただ、桜之宮桃子を除いては。 桜之宮はスリーポイントラインからのシュートを放つ。 その軌道は綺麗な弧をを描くとスッポリとゴールの輪に入る。 「すげぇ…」 その姿を見て小さく声を漏らしてしまう。 「そろそろ俺達は部活に行くよ」 「じゃあ抜けるね」 「ああ、じゃあな」 俺達に一言伝えて原田と三谷さんは部活へと行った。 「じゃあ、俺もそろそろ帰るが。透也はどうする?」 ふと、小次郎が俺に話しかけてくる。 「俺はもうちょっと居るよ」 「そうか、それじゃあな」 そう言って小次郎は帰って行った。
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