桃色少女と球技大会

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「はじめまして、桜之宮家でメイドをしている静間 朱美(しずま あけみ)と申します」 そう言って朱美さんは深々と頭を下げる。 朱美さんは、フリルの付いたカチューシャをしたショートカットの黒髪に、目鼻立ちのスッキリとした顔立ち、黒を基調とした肌の露出が少ないメイド服を着ている。 「は、はじめまして」 いきなりのメイドさんに驚いたが俺も頭を下げる。 「朱美、今日は御木君も乗せていきますわ」 桜之宮の言った言葉に朱美さんは一瞬だけ目を見開くがすぐに元に戻る。 「分かりました。それではどうぞ」 そう言って朱美さんはリムジンのドアを開ける。 「ありがとう」 桜之宮はそう言ってリムジンに乗り込む。 「よろしくお願いします」 俺は桜之宮に続いてリムジンに乗り込んだ。
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