桃色少女と球技大会

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リムジンのシートはふかふかで、座り心地がかなり良い。 「おぉ…ふかふかだ…」 手と尻でシートの感触を感じながら言う。 「ほら、あんまりはしゃがないでくださいな」 桜之宮は俺を見ながら言う。 「わ、悪い」 桜之宮に言われてちゃんと座る。 「では、出発します」 運転席に乗り込んだ朱美さんは俺達に言うとリムジンを出発させた。 「送ってくれてありがとう」 俺はマンションの下でリムジンのドアに手を置きながら言った。 「ええ、それでは」 桜之宮は俺に向かってにっこりと微笑んで言う。 ドアを閉めると桜之宮を乗せたリムジンは走り出した。 マンションに入ると郵便受けから手紙を取り出す。 エレベーターに乗ると自分の家の階のボタンを押した。
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