桃色少女と球技大会

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バスケで体育館を占領してしまう為に他の三つは必然的に屋外での試合になってしまう。 だから、雨でグラウンドがぐちゃぐちゃになってしまうとバスケ以外の種目は出来なくなる。 「やっぱり無理なのかな…」 「おそらくは……」 奈美と薫も外を見ながら心配そうに言っていた。 二人もドッジボールに出るからグラウンドが心配そうに呟いた。 「おーい、御木に白瀬」 外を見ているといきなり後ろから呼ばれる。 「なんだ?」 「どうした?」 二人揃って振り返ると原田が俺達の側に居た。 「当たり前だけど今日は練習中止だって」 「了解」 「オッケー」 原田の言葉に俺と小次郎は頷いて答える。 「じゃあ、御木から桜之宮に伝えといてくれよ」 「分かった」 俺が答えると原田は教室から出て行った。
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