桃色少女と球技大会

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「桜之宮…なんで俺なんかの隣に?」 「あら、嫌なんですの?」 俺が言うと桜之宮は首を傾げて聞いてくる。 「嫌じゃないけど…」 嫌じゃない、むしろ桜之宮みたいな美少女が隣ならかなり嬉しい。 「なら、気にしなくて良いんですの」 俺の言葉に桜之宮はそう言うと再びサンドイッチを食べ始めた。 まぁ、桜之宮が嫌じゃないなら良いか。 「…………」 小次郎は小次郎で黙々とおにぎりを食べてたけど。 時は流れて放課後。 「うわ…どしゃぶりじゃん…」 学校の玄関で俺は小さくため息をついた。 外はかなりの勢いで雨が降っていて、視界がほぼゼロの状態だ。 「仕方ない…我慢して帰るか…」 俺は小さく呟くと歩き出した。
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