桃色少女と球技大会

26/46
前へ
/354ページ
次へ
「ああ、もちろ「お前達!!必ず勝つのだ!!」 突如、体育館の端から聞こえる大きな声。 その声に俺達は驚き視線を向ける。 「チッ、やっぱりあの野郎のクラスが一番の敵だな…」 視線の先に居た人物を見て水野が舌打ちをしながら言った。 俺達の視線の先に居たのはジャージを身に纏った巨大な男だった。 群青寺 公彦(ぐんじょうじ きみひこ)、32歳、私立向陽館高校の教師だ。 角刈りの黒髪、身長は2メートル越え、そこら辺のプロレスラーよりも逞しい筋肉質の体、見た目体育教師ながら数学教師という謎の男だ。 「お前達!!勝てば特上焼肉丼ではなく俺が焼肉を奢ってやる!!」 『ウォォォォ!!』 群青寺の言葉に大きな声を出す群青寺のクラスの生徒。 「何だよ、あの気合い…」 「まぁ、それだけ本気って事ですわ…」
/354ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17924人が本棚に入れています
本棚に追加