17923人が本棚に入れています
本棚に追加
/354ページ
不良のその姿に天沢さんはニヤリと笑みを浮かべる。
「どうした?オレをぶちのめすんだろ?」
挑発するように言うと構えを取る。
「調子に乗りやがって!」
「喰らえっ!」
残った二人の不良は勢い良く叫ぶと天沢さんへと殴り掛かった。
それを少し体を捻るだけで天沢さんは避ける。
そして避ける時に不良の鳩尾に的確にパンチを入れる。
「「ぐっ…」」
鳩尾に喰らった不良達はその場に崩れる。
「ふんっ…」
天沢さんは倒れている不良を見ると小さく鼻を鳴らしその場から離れた。
「「「「「「「…………」」」」」」」
先程の光景を見ていた俺達は言葉を失っていた。
「ああ…やっぱりカッコイイなぁ…」
その中で一人だけ良太は尊敬の眼差しで見ていた。
最初のコメントを投稿しよう!