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…窓閉めときゃ良かったかな~…いや、でも暑いし
「寝ちゃった、って…何でうちで?」
「窓あいてたし」
「いや、不法侵入やし」
「でも…行く所なかったから…」
よく見ると、少女の足はまるで靴を履いていないかのようにボロボロで、あまり強く言えなくなってしまった
「…今日はどないすんねん」
「いろんなとこ頼ってみよっかなーって思ってるよ…あんまり期待はできないんだけど」
俯いて言う少女の寂しげな姿を見て、俺は決心した
「…しばらく…」
「え?何?」
「しばらくやったら…うちに居ったらええ。面倒見るから」
「え…ホントに!?」
少女は明るく言った
その嬉しそうな顔を見て、不覚にも一瞬ドキッとした
俺は恥ずかしくなって、顔をそらした
「ちょっと間やぞ!行くとこ決まったら出て行けよ!!」
「うん!ありがとう!お世話になります!」
そんなこんなで、間宮家に[猫]が住み着くことになりました
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