野良猫娘

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暑い…… 誰もがそう思う真夏日 高校生になって最初の夏休みが近くなってきた もうすぐ夏休みか…短かったような、長かったような… なんて、これまでの日々を思い出しながら、ぼんやり外を眺めていた 前方では先生が出席簿を見ながら出席を取っているが、聞く気にならない まぁ、夏休みっていっても、どうせ今年も例年通り… 「真崎」 「はい」 「松山」 「は~い」 「間宮」 「……」 「…間宮太陽(マミヤ タイヨウ)!」 「んお!?は、はい!」 俺は慌てて返事をした 「ま~た外を見とったんか。お前だけ外で授業受けるか?」 「遠慮しまーす。ただでさえアホやのに、どんどん成績落ちますから」 たった一学期間とはいえ、先生とも冗談を言えるくらいには馴染んできたかな
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