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「新八っ…。
わたしは、どこで新八を待てばいいの…?」
そう呟いて、泣き崩れた…。
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-ピピピピピ-
「ぅ~ん、新、八ぃ…。
何で…」
「神楽ちゃん、起きて。」
「ぇっ、新八!!??」
新八の声がしたと思い、ガバッと勢いよく起きると。
そこにいたのは、最悪なことに、馬鹿兄貴。
もとい、神威だった。
「何で神威が、わたしの部屋に居るアルかァァァァァァァァァァ!!!!!
しかも、何新八の真似してるネ!!
本当に新八が帰って来たかと思ったヨ!!」
そう叫ぶと、神威はニコニコしながら、
「いや、神楽がうなされてたからさ。
…てかね、神楽。
入学そうそうに、遅刻するよ?」
「…え。」
神威に言われて、パッと時計を見たら。
7:30。
7:30に出てギリギリなのに、今からご飯食べて…、着替えて…。
…とやっていると、30分はかかる。
だから、わたしはご飯を諦めて急いで顔を洗い、着替えて高校へ走った。
これから、人生を変える出会いがあるとは知らずに-
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