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そこはいつもは入らない、物置の様な部屋だった。
そこには、清掃で使うクレンザーや、折れたチョーク、ベタベタに塗られたのりで汚された机がたくさんあった。
よく見ると、「死ね、汚い」と油性マジックで描いてあった。
何人かの女の子が泣き崩れた。
『朝からこんなに派手にやられてね。掃除もできないし、ここに運んできたの。今あなた達の教室にある机は代えで持って行った物よ。』
なるほど、だから机の色も高さも違ってたのか……。
『ダダダダ…!!』
その時すごい足音が廊下に響いた。
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