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( ^ω^)「そういえば名前知らなかったお。僕の事はブーンって呼んでお」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私はツンって呼んで貰おうかしら。『月』じゃややこしいからね。ささ、早く教えなさい」
でも、彼女の手に触れて隔たりは一気に距離を詰めた。それは、僕らのような平民と似通った感触であり、似通った鼓動や熱を持っている。言葉で通じない物、あると思いました。
それから数時間かけて手紙は完成した。やはり字面的に拙い感じはする物の、なんとなく流し読みしても読めるので問題はなかろう。
ま、ここまではいいんだ。ここまでは。
……問題は手紙を直々に帝に届けるか。
ξ゚⊿゚)ξ「貴方に取り巻きを薙ぎ倒して貰って、私が直接相手のゴールにシュウウゥゥゥゥ」
(;^ω^)「超エキサイティンって馬鹿野郎! ンな事したら僕がお尋ね者じゃねーかお!」
ξ゚⊿゚)ξ「私の為に打ち首くらい我慢しなさい。というかお尋ね者ってなら、すでに月からの刺客に狙われてるわよね」
(;^ω^)「冗談にも程があるお!」
ξ゚⊿゚)ξ「いくら首を切られようが、私が貴方に触れてさえいれば話は別なのよ……?」
( ^ω^)「え……それってどーゆー……」
と、そこで何か物音が聞こえる。互いの言い合いが仲裁される程、ハッキリ聞こえる音だった。
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