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たかだか植物の蔦なんて脆い物……そうは考えていたが、全くの反対。人間を完全に束縛する事まで出来る程に力強く絡み束を作り、引き抜く力に耐えるように根を張り巡らす。植物など脆弱だ、という考えは改めさせられた。
こうなってしまっては一人間に出来る事などない。僕はただ二人のやり取りを見ている事しか出来ない。あまり男を刺激するような事を言わないで欲しいが……
ξ゚⊿゚)ξ「簡単。下級能力者だから、よ。火を出すだけならライターでもバーナーでも出来るわ」
¥・∀・¥「下級……納得の答えだ……だが!この私は彼とは違」
ξ゚⊿゚)ξ「貴方の能力は最下級だけどね……ただの園芸ですものね(笑)」
¥・∀・¥「……何だと?」
……怒りの琴線に触れるどころか、全力で逆撫で。
ξ゚⊿゚)ξ「アンタの家系は実にマヌケな家系。財布の中はパンパンだけど頭の中がカラなんですもの。先祖が隠し子まで作ってたそうじやない? 猿じゃあるまいし。全く……財布だけじゃなくて腰もパンパンしてましたってね(笑)」
( ^ω^)「……挑発するだけしておいて戦うのはアンタじゃねーんだ。やめてください」
……よくもまぁ口をついて出るわ。罵る事に関しては最上級能力ですね。
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