#02 『蓬莱の玉の枝』

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 家がなくなったという、勝ったのに凄い敗北したような気分にさせる事実はさておき、僕は確かに勝った。満天の星空の下、半分ヤケの勝利の美酒に酔いたい所だが……気掛かりがある。 ( ^ω^)「あのー……まさか次も何かと戦うのかお?」 ξ゚⊿゚)ξ「うん……恐らく今かぐやの手下で動けるのは3人くらい。ならば次は2、3でチーム組んで来るんじゃない?」  汚い流石かぐや汚い。いきなり複数人が襲ってくるかもしれないと知って僕は深い悲しみに包まれた。 (;^ω^)「は? 一気にそんな相手に出来るわけないですわ? お?」 ξ゚⊿゚)ξ「だからこそ帝に手紙を届けるの。はやくwはやくwはやくwはやくwはやくwはやくw」  と……易々言う物の、実はとても難しい。僕の立場がもっと上ならば良かったものの、ただの竹取なんだ、帝に手紙を通す前に、恐らく突っぱねられる。  なにしろ内容が一般人風情なのに「はやく帝にあわせろ」みたいな無茶苦茶な内容になるから、もはやそれを通すのは夢のまた夢。 ξ゚⊿゚)ξ「私が触れれば打ち首だって怖くないわよ?」
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