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(;^ω^)「止める方法は? これ全部細切れにするとか」
ξ゚⊿゚)ξ「理性を取っ払った自然の力に勝てるわけ? しかも竹だけで」
(;^ω^)「え……なにその、『打開策なんてないわよ』的な」
ξ゚⊿゚)ξ「え……うん、あるにはある。『枝』がマニーの身体の何処かに突き刺さってるから、それを細切れにでもしてしまえばいいんだけど、でもまぁ無理でしょ(笑)」
何故この状況で余裕なのかは理解出来ないが、そんな事はどうでも良いな!
打開策、あるにはあったが、やはり無理だったようだ。竹一本、いくら力が強化されようが、マニーの身体はすでに蔦の群生の中心で養分と化しただろう。
このままではもしかして、地球破滅エンドとか? 蔦の発生源を壊せないと活動を止められないし、しかも勢力は拡げられるし。
……ともなればやるしかないのか。確率が0%に限りなく近くても、挑戦して失敗した場合とやらなかった場合と結末が同じなら、やらないで後悔する程おかしなことはない。
こうなればヤケクソ、そう思い蔦に向き直るが、すでにマニー本体が何処にいたのかがわからない。壁一枚は突破出来ても城本体を貫く程の力などない。
うん、限りなく近いじゃなくて、これはもう0%だ。判断が遅いからこうなる。
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