謎の転校生

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あの後西垣がちょろっとしゃべってSHRは終わった。その後すぐに一時間目が始まり、現在数学の授業中だ。 「ねぇねぇ、鮫島君てさぁ、どこから来たの?趣味は?彼女いるの?」 村崎の質問攻めにちょっと引いてる俺。 「どうだっていいだろ。俺のことなんて」 「そんなこと言わないでさぁ、教えてよ。ところでさぁ、その眼帯ってどうしたの?怪我?」 まぁ無理な話しだがコレ(眼帯)には触れてほしくなかった。あの事件を思い出すから。 「………」スッ 俺は無言で左の眼帯を外し中身を見せた。 「ひっ!?……」 村崎は俺の左目を見て目を見開き驚いている。まぁコレを見たら大抵の奴はびびるからな。 「……俺と関わったらただじゃすまない。だから俺と関わらない方がいい」 俺はそう言って窓の外を見た。
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