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クスクスと一通り笑い終わった後、璃音は右手をシンに差し出した。
『優木璃音です』
その名前にシンはピンと来た。
子犬の様にキラキラした目で、大和を見る。
『この子が璃音ちゃん!?超可愛い!俺好みだよー!』
ゴンッ!!
『いったぁー!!!』
再び頭を押さえてうずくまる。
『殴らなくてもいいじゃんか!』
大和をキッと睨みつける。
『お前、その調子いいのをやめろよ、だからモテるのに長続きしないんだ』
『いいんだよ俺は!それより、久し振りの再会だろ!?よかったな!』
そう言いながら、大和の背中をバンバンと叩く。
そして「じゃあお邪魔虫は消えるわ!」と言い残して、さっさと去ってしまった。
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