高校入学

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二人は何の疑問もなく中学も同じ所に通い、高校もこれからまた一緒に通うのである。 『まぁ…それはもちろんね、でもこれだけ大きな学校で、見付けれるか自信なくなってきちゃった』 困った顔をして、肩を竦める璃音の頭を小雪はヨシヨシと撫でた。 『見付かるわよ、あんなに頑張ってここまで来たんだもの!見付けなくちゃ!』 小雪のその手に、璃音は今まで幾度となく勇気付けられて来た。 『ありがとう!何としても三年生になる前に見付けなくちゃ!』 『そうそう、璃音はそうでなくちゃ!………あっ、もう行かないと!』 気がつけば他のクラスメイトは殆ど教室の外へと出ていた。 二人は慌てて、新しい教室を後にした。
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