矛盾

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「明日、どうしようかな」 私はベッドに横になって呟く。 明日は、クラスメイトの男子から、放課後買い物に行こうと誘われ、思わず了承してしまったのだけれど… 「消そう…」 私は目を閉じ、明日の予定を思い浮かべ、また目を開ける。 私の目の前に、『明日の放課後、犬飼君と買い物に行く』という文字が浮かんでいる。 消しゴムを手にして、私はそれをなぞる。 最初から、それは存在していなかったかのように、空気に溶けていく。 「馬鹿みたい。最初から、こうするつもりだったのにね」 また呟く。 「最低…」 私自身に罵りの言葉を吐き、眠りに落ちていった。
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