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クラスに馴染めず2ヶ月、やっと私たちに話し掛ける者が現れた。
通称、男優とおっさん。
ここで軽く説明をしておこう。
この話に出てくる人物は、その当時呼ばれていたあだ名や愛称を名前にしている。
この話の主人公リィの名前も、実際呼ばれていたあだ名である。
…話を戻そう。
この二人男優とおっさんも私たちと同じように、中学が同じだったらしい。
あまりにも異様なこの状況に耐えられず、勇気を出して話を掛けてきたらしい。
……勇気がいるのか?話し掛けることに?ナンパするほうが、よっぽど勇気がいる気がする💧。
だがこの二人の勇気ある行動によって、徐々に友達ができた。
ある日のHRで席替えをすることになり、リィと男優とおっさんは、私のまわりを囲むような席となった。
私 「んっ?この横の席の奴は誰だ?💧こんな奴いたか?💦」
確かに顔と名前しか知らない奴は多かったが、顔も名前もわからない。
リィに聞いてみてもやっぱりわからないらしい。
おっさんに聞いてわかったのだが、この男の名前は通称ハム太郎。
高校入学してすぐ、インフルエンザで学校を休み、治ったあとも面倒という理由で学校に顔を出していなかったらしい。
リィ 「めんどいからって、最初くらい普通くるだろ😅」
私 「確かに、まだ二ヵ月くらいなんだからくるよ普通💦オレらが印象ないとか、どれだけ来てないのよ😓」
私達は一番最初にやめるのは、ハム太郎だと思った。
だが高校生活の中で一番長い付き合いになる男が、まさかこのハム太郎だとは……
私もリィも予想すらできなかった。
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