4人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
築く旋律
振り向いたさきに
いつも広がる過去の旋律
君が居たからあの日があった
重ねた想い出に色褪せた言葉
明日を掴む度薄れる記憶の中
どんな喜びが降り注ぐのかな
壁に張り付けられた
止まったままの微笑み
堕ちていく僕は光を失った
余りに偉大な聖地
神が築くこの楽園で
やさしい風にさえ脅える僕に
君の笑顔取り戻せないよ
危険な賭けを楽しもう
今この崖から飛び降りて
僕に意識があるか無いか
あるならばこの先も
時計の針を眺めるのは僕だ
無いならば君に全てを
譲ってあげるよ
切り裂かれる程の風に抱かれ
重力に拐われる
瞳に映る逆さまの世界
最後の景色が綺麗だよ
絶対君のために
魂滅ぼしてみせるから
もう泣かないで…
真っ暗になった瞬間
肉体から命は消え
君を見守るためだけに
この意識は身体を離れ漂う
沢山の光
沢山の愛
沢山の喜び
沢山の祝福
それぞれが君の元へ
平等に訪れますように
最初のコメントを投稿しよう!