ゴミ怪獣ミーゴ

3/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
ある日、ボクは生まれた。 小さなゴミの塊として 来る日も来る日も、 ボクの周りはゴミばかり、 大量のゴミが尽きることなく運ばれてくる。 小さかったボクの体は 溢れかえるゴミで 次第に、確実に大きくなっていった。 いつしか、ボクは ニンゲンから ゴミの怪獣と呼ばれるようになっていた。 ボクはニンゲンがキライだ。 だって、訳もわからないのに、 ボクのことを苛めるから ボクは生まれた場所で 生きているだけなのに どうしてニンゲンは ボクを苛めるのだろう。 そっとしておいてほしいのに どうして…。 ニンゲンは…自分勝手なんだ。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!