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ある日、ボクは生まれた。
小さなゴミの塊として
来る日も来る日も、
ボクの周りはゴミばかり、
大量のゴミが尽きることなく運ばれてくる。
小さかったボクの体は
溢れかえるゴミで
次第に、確実に大きくなっていった。
いつしか、ボクは
ニンゲンから
ゴミの怪獣と呼ばれるようになっていた。
ボクはニンゲンがキライだ。
だって、訳もわからないのに、
ボクのことを苛めるから
ボクは生まれた場所で
生きているだけなのに
どうしてニンゲンは
ボクを苛めるのだろう。
そっとしておいてほしいのに
どうして…。
ニンゲンは…自分勝手なんだ。
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