弐
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村を出てから2年ほどたつと、攘夷戦争はますます激しさを増していた。 男の子は、戦があった場所で死人の身ぐるみをはいで生活していた。 人のいそうな場所には近づかず、人に会わないように。 だが、全く人と会わないというのは、無理な話だった。 .
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