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「外の空気吸ってくる…」
「もう終わりなんですか?土方さん☆」
「後で覚えてろよ?総司」
あれから一刻近く立つが雨は止んでいない
「嫌になるな……」
ふと、鉄の臭いが鼻を突いた
目線を下げると、見たことのない着物を身につけた少女が血を流しながら倒れていた
「おい!?」
急いで抱え上げるが、その体は冷たい
死んでいるのかと思ったが、微かに胸が上下し、生きていることがわかった
少女が胸に抱えているのは扇と………刀
今まで見たことのない美しい刀ーー
バン!
「どうした?歳、慌てて…!?歳、その娘は!?」
「話は後だ!すぐに布団を敷いてくれ!山南さんは薬とかを用意してくれ!」
「「わかった」」
「土方さん!私たちは?」
「邪魔しねぇで大人しくしてろ!」
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