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そして
次の瞬間
バシッ!!!
「っぐ、」
俺の頬に鈍い痛み
それと同時に頭の中の
想像も全て消し飛んだ
「何があった?」
すると俺の事を殴った
張本人の勇樹は
まさに馬鹿らしいといった顔で
殴った手を擦りながら
俺に視線を合わせる
俺は冷静になった頭で
彼に事を話そうとしたが
バンッ
先程よりも強く
扉が叩かれ
バンッバンッ
それは一回で止む事はなかった
「逃げるしかねぇか」
それに
流石の勇樹は
状況を把握したらしく
目を見開き瞳孔が開きかけたその顔を無表情に固めつつ
そう
唇を噛んだ
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